当事者意識を徹底した入念なインプットでキャリアリフレクションツール「なやさぽ」をリニューアル

日鉄ソリューションズの開発する、従業員による自発的な悩みの解消を支援するキャリアリフレクションツール「なやさぽ」、そのブラッシュアップを実現すべく、フラーはtoCにおけるデジタルプロダクトデザインの知見を生かし、共同でデザインリニューアルを進めました。デザイン完成後もプロダクトのさらなる成功に向け、伴走を続けています。

日本国内で転職市場の活発化や人材不足などが加速し、従業員のエンゲージメント向上施策の重要性が高まる一方、大きな課題となるのがエンゲージメント低下を招いている“真因”の特定です。
従業員の悩みの整理や真因の特定には、上司や人事とのキャリア面談、または専門のキャリアコンサルタントによるカウンセリングなどありますが、いずれも工数負荷が大きいことが企業にとっての悩みの種となっています。

これらの課題解決に向け、日鉄ソリューションズは従業員による自発的な悩みの解消を支援するキャリアリフレクションツール「なやさぽ」を開発し、2022年10月に公開。日鉄ソリューションズとイベントをきっかけに継続的な意見交換をしていたフラーは、2022年6月から「なやさぽ」のデザイン領域における共創の取り組みをスタートしました。

当事者意識を大切にしているフラーにとって、サービスのデザインは単に外側のデザインを要件通りに作成して終わりではありません。

パートナー企業がどのような経緯やアイデアを元にサービスを着想し、ユーザーに利用されるプロダクトに昇華してきたのか、どんな想いでプロジェクトを立ち上げたのかといった「当事者と同じ視点や意識」を手繰り寄せる部分からインプットを開始しました。

フラーのメンバーはプロジェクトの最初の1カ月間、日鉄ソリューションズへのヒアリングやディスカッションを集中的に実施。日鉄ソリューションズのプロジェクトチームと同じ視線で「なやさぽ」のことを考え、当事者としての意識を高く持ちながら内側からデザイン設計を行いました。

集中的に議論する中で、ビジネスモデルの課題も発見。当事者として改善策や解決策の提示をすることで、プロダクトのブラッシュアップの実現につなげました。

デザイン完成後も、フラーが強みとするスマートフォンに最適化されたサービスのデザインやアップデートの機能提案・アニメーション作成などの各種取り組みを継続。プロダクトのさらなる成功に向け、日鉄ソリューションズとユーザーに寄り添い取り組むデジタルパートナーとして歩みを続けています。

※「なやさぽ」は、日鉄ソリューションズ株式会社の登録商標です。